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こちらに、小児自閉症の長期治療の結果を説明する要因についていくつか報告があります。これらの要因は、コントロール可能のものもあれば不可能なものもあります。
認知能力(49%)
こちらの研究結果では、同年齢で同じ度合、同じ継続期間、同様の治療選択で開始したお子様でも、時に違った治療結果を得ることが報告されています。
そこには、お子様それぞれの持つ認知能力が関わっていると考えられます。お子様によって、学習ペースの早いお子様、ゆっくりとしたペースで学習するお子様と様々です。
例えば、抽象的概念を理解することが難しいお子様もいれば、全ての分野を簡単に理解してしまうお子様もいるでしょう。
治療年齢(12%)
ASDのお子様が、早期介入により大きな結果を出していることが報告されています。早期段階での介入は、最大限の成長を得ることができると言われています。それは、決して成長したお子様が治療から結果を得られないというわけではなく、年齢が上がるほどお子様の年齢相応の発達に対しての遅れが広がり、それを取り戻すことが難しくなるということです。従って、できるだけ早い段階での介入をお勧めしております。
治療の質(13%)
研究結果によると、質の高い治療を受けることが重要だと示されています。ABAサービスには非常に様々なものがあり、提供側によっては、適正なトレーニングや質の向上のないABAサービスの提供があることもあるでしょう。
専門家や治療セラピストは、この分野の熟練者からの広範囲における実践的トレーニングやスーパービジョンを受けるべきです。提供するプログラムは、それを作成した人や他の人々が実際に行えるようなものでなければなりません。
治療の度合(13%)
自閉症のお子様は、他のお子様との間にある発達段階におけるギャップを埋めるだけでなく、更に発達上での差を広げないためにも学習ペースを維持することも行っていきます。例えば、2年間分の言語学習の遅れがあるお子様が、1年間に1年分の言語学習を行った場合、大きな成長がみられることが考えられます。しかしながら、その間に2年分の遅れを取り戻せたわけではなくその遅れはまだ残されたままで、お子様が成長するにつれ、他のお子様も成長し新しい事を学習していくことでまた別の遅れが生じてくるのです。実際に全ての遅れを取り戻すためには、そのお子様は年間に1年分以上の言語学習を行っていく必要があります。もしお子様が年間で1年半分の言語学習の遅れを取り戻すことができるのであれば、他のお子様との学習レベルに達するまでに4年間を要することになります。
自閉症には、よく見られるさまざまな欠落部分がありますが、これらすべてには、集中的に、そして計画的にアプローチすることが重要です。それは、オリンピックの水泳選手を育てるためにお子様を預かりトレーニングを行うこととはわけが違います。2年間の遅れがある不足部分の一部分に対し、週1時間の取り組みを行っても、こちらが望む結果を引き出すことは見込めないでしょう。お子様の学習における成長を最大限に引き出すためには、大容量の時間数(平均週30時間)が必要ということが継続的に研究結果で示されています。
予算や経済的なことを理由に、どの治療を選択するか決定するのではなく、むしろ研究結果でどう効果的なのかということを優先し決定すべきでしょう。これは決してアジアだけに見られるケースではありません。
継続期間(13%)
プログラムの向上を最大限に引き出すためには、治療チーム全体が継続的なアプローチを提供していくことが重要だとされています。もし午前中に手話を使い、午後には絵や写真を使ってコミュニケーションを行うお子様がいるとすると、お子様の中には混乱を招いてしまうケースもあるでしょう。もし複数のセラピストが共同で仕事を行っていくのであれば、包括的なプラン作成をするための定期的な話し合いが不可欠となります。それにより一貫した治療を提供することが可能となるのです。また、保護者と治療提供者との連携も重要となります。保護者もまたセラピスト同様に治療についての専門的知識を習得しお子様の学習力を伸ばして、習得したスキルを般化する手助けをするなど、セラピーに関わっていく必要があります。
回復
自閉症という診断から回復の見込みがあるかどうかについては、様々な論議や反対意見が上がっていて、様々な見方があります。専門用語として初めて"最大の効果"と用いられたのが、 アイバー・ロバース博士(AP香港支局へのリンク)による発育不全についての研究調査においてでした。この用語は特に専門医から診断を受けていない標準のIQ値を持つグループのお子様について説明する際に用いられ、彼らは特に何のサポートもない状態で他のクラスメイトと区別されることなく普通学級に入れられました。後の研究(AP香港支局へのリンク)でも、治療プログラムにおいての結果について定義するために、これらの基準が用いられました。お子様がその最大の成果を得るための基準に達していても、
専門家でないと観察できないような奇癖や細かな欠落部分を持っている可能性はあるでしょう。そのようなお子様でも大学教育まで受け、就職をして結婚をすることもあるのです。
いくつかの治療提供者が、全てのお子様はしっかりとした治療を受け、決められた量の薬を服用することでその基準に達する成果が得られるというふうに伝えているため、保護者の中には大きな誤解をしている方もいるようです。ABAに関する研究においては、そのようなことは報告されておりません。最近の研究では、50%以下の早期に30時間のABA集中治療を受けたお子様がそれらの最大の成果を得ているということが示されています。
ABA治療支持者には、何が自閉症を治療するという主張はしていません。現時点では、誰も、まだ何が自閉症の根本的な原因なのかについて解明できてはいません。この障害が治療可能だと主張できるということは、根本的な原因が何と関連しているかについての主張にも繋がります。現在では、これらの主張をサポートする科学的根拠がないので、
治療提供者の自閉症治療における主張や自閉症の原因理解においては、厳しい忠告がなされるべきでしょう。
オーティズム・パートナーシップは、早期介入を行うことで最大限の結果を得ることができると確信しております。また、時に最大限の結果が得られなかったお子様であっても、早期介入が生活の質に大きな影響をもたらすことができると考えております。お子様の中には目標とする結果に達成できないお子様もいるかと思います。それでも彼らもまた就職や人間関係、そして社会的な貢献、意義のある幸せな人生を送ることはできるのです。そして、そうなることが、私たちが治療をご提供している全てのお子様に対しての目標です。
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